入退院管理をkintone(キントーン)で

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は病院において、kintoneで入退院管理を行っている事例についてお話しさせていただきます。

kintone導入の理由

kintoneによる入退院管理を導入いただいた病院は100床弱の慢性期の病院になります。
この病院では電子カルテを導入されておりましたので、電子カルテ上で入院予定等の入退院管理を行うことは可能なのですが、電子カルテの操作性があまりよろしくなく使いづらいとのことでkintoneで入退院を管理したいということでした。

入退院管理アプリで地域連携室と病棟で情報共有

そこでkintoneで「入退院管理」アプリをご提案いたしました。
お客様のご要望としては、①入院予定、退院予定がわかりやすいこと。②できるだけ簡単な操作で入力できること。③予定の変更が簡単にできるようにとのことで、とにかく簡単でわかりやすいことが重要でした。
kintoneには、標準で一覧表示以外に、カレンダー表示の機能があるのですが、標準のカレンダー表示では要望を満たせませんので、カレンダー表示のプラグインである「イベントカレンダープラグイン」を利用するようにしました。

入退院予定の画面例


カレンダー上で日付を選んで、マウス操作で入院、退院の予定が登録できるようにし、日付の変更もドラッグ&ドロップで実現できるようにしました。
もちろん入院予定と入院済み、退院予定と退院済みで色を分けるようにしたことで、非常にわかりやすい画面を実現いたしました。
また、データを集計することで、病棟別の在院患者数、入院予定患者数、退院予定患者数を算出することができますので、その情報をポータル画面に貼り付けることで、ログインするだけで当日の状況がわかり、地域連携室、病棟、経営部門間で情報共有できるようになりました。

kintoneで入退院管理のまとめ

このようにkintoneは業務改善を図るだけではなく院内のDX推進も実現できますので病院様においてkintoneは非常に強力なツールとしてご活用いただければと思います。
なお、この病院では電子カルテとは連携しませんでしたので、患者の入院、退院については、電子カルテとkintoneの両方にデータを登録していただく必要がありますが、それでも使い勝手がよいとのことで満足いただくことができました。なお、電子カルテによっては、データベース連携することが可能ですので、入院予定から入院済みへ、退院予定から退院済みへと自動でkintoneアプリの状態を更新することも可能です。詳しくは弊社までご相談いただければと思います。