入院状況の共有をkintone(キントーン)で
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
これまでたくさんの病院にkintone(キントーン)を導入してきましたが、その際にほぼ必ず導入してきた「入院状況の共有(ベッド稼働状況アプリ)」について今回はお話しさせていただきます。
近年、病院においても一般企業と同様に「DX推進」が叫ばれており、すでに取り組みを開始されている病院も多いかと思います。DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業が、ビッグデータなどのデータとAIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善していくだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルそのものを変革するとともに、組織、企業文化、風土をも改革し、競争上の優位性を確立することです。
kintoneと電子カルテを連携し入院状況を見える化
そこで、kintoneを導入いただいた病院では、まず、kintoneによる「入院状況の共有」から始めさせていただきました。具体的には、病院の収益の中で占める割合が高い「入院」の状況を「見える化」するために、「ベッド稼働状況アプリ」を導入しました。毎日、電子カルテもしくは医事会計システム(レセコン)から、自動連携プログラムを介して、病棟ごとの入院数を取得するとともに、定床数を元に稼働率を自動計算することで、入院患者数、病床稼働率の「見える化」を実現しました。
また、電子カルテ及び病院の運用によっては入院予定や転棟、退院予定のデータを持っていますので、その場合は、入棟予定数、退棟予定数も取得し「見える化」いたしました。
職員の意識改革に伴い病床稼働率も向上
さらに情報を「見える化」するだけではなく、kintoneのポータル機能やお知らせ機能を活用し、入院状況の一覧を貼り付けて、誰でも見えるように職員への情報共有を行ないました。それによって、病院全体が日々の病院の稼働状況がわかるようになり、現状を把握できたことで、職員の意識改革を図る効果もありました。また、意識改革が進むに伴って病床稼働率にも向上が見られるようになりました。このように、kintoneを導入し活用することで、病院にとって大切な情報を見える化し、それを共有することが可能となります。
ギャンではkintone導入によりDX推進と業務改善を支援させていただきますので、ぜひ、kintone導入を検討されてはいかがでしょうか?お気軽にご相談ください。