kintone(キントーン)の印刷

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)の印刷」ということでkintoneの標準機能での印刷と帳票プラグインについて取り上げたいと思います。

標準機能での印刷

kintoneにおいて、標準機能での印刷は2つの方法があります。

レコードを印刷

1つ目の方法は標準機能の「レコードを印刷」です。
レコードの詳細画面を開いた状態で画面右の「・・・」をクリックするとメニューが表示されますので、そこで「レコードを印刷」を選択すると、別タブにレコードの印刷画面が表示されます。そこで上の「印刷する」をクリックすることでレコードを印刷することができます。
あくまでも「レコードを印刷」ですので、一覧を印刷することはできません。

ブラウザで印刷

2つ目の方法はkintoneの機能ではなく、Webブラウザの印刷機能を使って印刷する方法です。印刷したい画面を開いた状態でマウスの右ボタンクリックでメニューを表示し「印刷」を実行すると、プレビュー画面が表示されますので、「印刷」をクリックして印刷することができます。
こちらは一覧であろうとレコード詳細画面であろうと画面に関係なく印刷が可能です。
ただし、ブラウザでの印刷ですので、例えば一覧が複数ページあった場合、2ページ目以降は印刷されませんし、アイコンやURLなどまで印刷されてしまいます。

kintoneは印刷はあまり得意ではない

このようにkintoneは標準機能では印刷はあまり得意とはいえません。
ではkintoneでExcelのように好きなフォーマットで帳票を印刷するにはどうすればよいのでしょうか?

帳票プラグインでの印刷

それはkintoneの帳票作成プラグインを活用することで実現できます。

RepotoneUで印刷

プラグインは複数の製品があるのですが、今回は株式会社ソウルウェアのRepotoneUシリーズというプラグイン製品をご紹介いたします。RepotoneUには、PDFで作成したフォーマットに印刷するRepotoneU PDFと、Excelで作成したフォーマットに印刷するRepotoneU Excelという買い切りの製品と、一覧印刷や一括印刷も可能なサブスクリプション製品のRepotoneU PROという3つの製品があります。もっとも安価で手頃なのはRepotoneU PDFですが、PDFは帳票を設定する際に、kintoneのデータを印刷する場所を矩形で設定する必要があり、微妙に位置合わせするのが手間になります。また出力はPDF形式になります。RepotoneU Excelはkintoneのデータを印刷する場所をExcelのセル単位で設定できますので、その点でPDFより簡単に設定ができます。また、Excelで出力できますので、出力後に修正することも可能です。RepotoneU PROは出力形式としてPDF、Excelの両方から選択できますし、一括印刷や一覧印刷できる点が非常に便利です。この一覧は複数ページ合っても事前にフォーマットを指定しておけば対応可能です。

プリントクリエイターで印刷

RepotoneUシリーズ以外の帳票プラグインとしては、トヨクモのプリントクリエイターも有名です。kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用してマウスのみで簡単に帳票が作成出来ます。これにより面倒なデータの入力作業がなくなります。

kintoneの印刷のまとめ

kintoneでほとんど印刷はしない、メモ的な印刷しかしないというのであればkintone標準機能の印刷のままで問題ありませんが、帳票として印刷物が必要という場合は、帳票プラグインを利用されたほうがよいと思います。RepotoneUもプリントクリエイターもお試しができますので、実際に使ってみて機能や使い勝手を確認のうえ何を使うかを検討されてはいかがでしょうか?