kintone(キントーン)で勤怠管理

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)で勤怠管理」ということで、kintoneで勤怠管理の仕組みを構築した事例についてご紹介いたします。

勤怠管理とは

勤怠管理とは、従業員の出退勤の時間や欠勤、遅刻早退などの勤務状況を記録し、労働時間を管理することです。

kintoneで勤怠管理

kintoneで勤怠管理を導入いただいたのは一般の企業、介護事業所、病院などの複数のお客様になります。勤怠管理といっても色々な項目がありますが、まずは日々の出退勤管理から取り上げたいと思います。

出退勤管理アプリ(勤怠管理)

近年、紙のタイムカードを廃止する企業も増えているかと思いますが、その場合でも日々の出退勤時間を管理する必要があります。そこでkintoneで出退勤管理(出勤簿)アプリを作成し、毎日、出勤と退勤の際に時刻を登録するようにしました。1人で1日1レコード作成するようにすると全体のレコード数が非常に多くなってしまいますので、1カ月分を1レコードにして日々の出退勤時刻はテーブルに追加するようにしました。また、毎月の締め日までに対象期間の出退勤時刻を確認し、プロセス管理で設定したワークフローに応じて、締め作業を行った後で、本人→上司→経理とデータが流れるよう設定しました。またデータをCSVで出力し給与計算に利用できるようにしました。

勤怠管理の画面
勤怠管理の画面例
勤怠管理のサンプルアプリ「タイムカード」

なお、kintoneのサンプルアプリとして「タイムカード」があります。勤務の記録・申請・管理ができるアプリです。出勤時刻と退勤時刻を入力すると、勤務時間を自動で計算します。また、上長への申請・承認もこのアプリひとつでできますので、このサンプルアプリをカスタマイズして専用のタイムカードアプリを作成することも可能です。

残業申請アプリ(勤怠管理)

次に残業の管理についてですが、残業申請アプリを作成しました。
残業する場合は、事前に残業申請アプリにて申請日、予定時間及び残業理由を記入し、プロセス管理で上司が承認できるようにしました。

休暇申請アプリ(勤怠管理)

また、同様にプロセス管理によるワークフローを利用して、休暇申請アプリも作成しました。休暇申請については、従来、紙での記入、提出が行われていましたが、kintoneアプリ化することでペーパーレス化を実現しました。申請者、休暇取得予定日、日数、休暇の種類(有給休暇、特別休暇、代休など)、取得理由などを入力し、保存後、本人→上司→決裁権者へと申請できるように設定を行いました。なお、一部のお客様においては、保有有休日数、有休消化日数、有休取得率の管理から、有休の付与まで管理できるような仕組みも構築しました。

連携する勤怠管理システム「kincone

なお、kintoneと連携する勤怠管理システムとしてソウルウェアが提供する勤怠管理クラウド「kincone」があります。「kincone」は単独でも利用できますが、kintoneと連携することもできます。ICカード打刻、アプリ打刻、チャット打刻など多彩な打刻方法を選択可能で、kintoneと連携するだけではなく、給与計算用にCSV出力も可能です。

kintoneで勤怠管理のまとめ

このようにkintoneでは日々の業務で使用する勤怠管理アプリを簡単に作成することができます。kintoneで勤怠管理システムを構築し導入することで、申請業務のワークフローやペーパーレス化を実現し業務改善を図るとともに、蓄積されるデータを集計し分析することも可能となります。

ぜひ、kintoneの導入を検討されてはいかがでしょうか?