病院のペーパーレス化をkintone(キントーン)で

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「病院のペーパーレス化をkintone(キントーン)で」ということで、kintoneの導入で病院のペーパーレス化を実現した2つの事例をご紹介いたします。

kintoneで病院の経営会議のペーパーレス化

最初にご紹介するのは療養病棟、回リハ病棟を持つ中小病院の事例です。
こちらの病院では毎月1回、各部署の管理職以上で会議室に集まって経営会議を行われていました。会議の前日までに各部署がそれぞれExcelで作成した会議資料を事務長へ提出し、当日、その資料を印刷して配布しその資料を見ながら各部署から報告を行うというスタイルで実施していました。そのため会議の前は参加者分の資料の印刷とホッチキス止めを行う必要があり、急な資料の差し替え等が発生するとかなりバタバタしている状況でした。報告される内容は、検査科であれば検査種別ごとの検査件数、リハビリ部門であれば、疾患別のリハビリの件数、点数、経営部門からは入外、病棟別の患者数、売上などといった内容でした。これを各部署ごとの報告内容に合わせたkintoneアプリを作成し、それをダッシュボード形式にまとめて表示できるようにしました。なお、データについては、レセコンから集計できるものは連携プログラムで自動集計するようにしました。kintone導入によって、経営会議では紙の資料は完全に廃止され、ノートPCと接続したプロジェクターでkintoneのダッシュボード画面をスクリーンに大きく映しながら実施されるようになり、病院の経営会議のペーパーレス化を実現しました。

kintoneで病院の申請業務のペーパーレス化

次にご紹介するのは200床の急性期病院の事例です。
こちらの病院では職員からの各種届出、申請がすべて紙で行われていました。具体的には、休暇申請、残業申請など勤怠に関するものや、購入申請、稟議申請、出張申請、精算申請、押印申請などになります。紙での提出のため承認については押印も必要でしたので、提出してから最終承認されるまでの時間もかかっていました。また、途中で行方不明になることもあり、管理にかなりの手間暇がかかっている状況でした。そこで各届出、申請ごとにそれぞれkintoneアプリを作成し、それぞれに適切なワークフローをプロセス管理で設定しました。またレコードごとに参照、修正などの権限を付与し、部外者は閲覧等できないように設定しました。導入にあたっては一度に切り変えると混乱することが予想されましたので、アプリごとに行い、かつ、部署を限定して試験導入を実施し、そこでのフィードバックを反映したうえで病院全体に導入する手順を踏みました。こうして最終的には紙で行っていた届出、申請についてはすべてkintoneで行えるようにし病院の申請業務のペーパーレス化を実現しました。

病院のペーパーレス化をkintoneでのまとめ

この2つの事例以外でも、病院の診療情報提供書のPDF化、各部署における日報、月報のペーパーレス化や、各種委員会の報告書、議事録のペーパーレス化などの事例があります。このように病院においては、いまだにExcelや紙で管理しているものがまだまだたくさんあるかと思います。これをkintoneを導入することによって、ペーパーレス化を進めていくことで病院の業務改善及びDXを推進することが可能となります。

kintoneでペーパーレス化を実現

また、病院以外においても同様にkintoneを導入することで、様々な業務のペーパーレス化を実現することが可能ですので、ぜひ、kintoneの導入を検討されてはいかがでしょうか?お気軽にご相談ください。