kintone(キントーン)でアンケート
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)でアンケート」ということで、kintoneでアンケートを行った事例や、さらにkintoneでこういうこともできるということについて書かせていただきます。
病院の食事アンケートの事例
まずは実際の事例ですが、病院の栄養科で入院患者に対しての病院食に関するアンケート結果の集計、分析にkintoneを活用されました。実際のアンケートは、アンケートの対象が入院されている患者さんですので、紙で行われました。自分で紙に回答を記入できる方は自分で、自分で回答を記入できない方は、口頭で確認されて職員が記入する形でアンケートを行われました。内容としては、食事の量、味に関する満足度のアンケートになります。紙に回答をいただいたものを後日職員がパソコンでkintoneのアンケートアプリに入力され、それを集計してグラフ表示して、分析されるという形での利用でした。
エンドユーザーがアンケートに直接回答するには
このような形でアンケートの結果を入力(Excelに入力してCSVで保存し一括取り込み)して集計、分析することは簡単にできるのですが、エンドユーザー自身に直接入力してもらう場合は、どうすればいいのでしょうか?
タブレットでアプリに直接入力
一つの方法として、タブレットでkintoneにログインした状態で、アンケート対象者へタブレットを渡して、アンケートアプリに直接入力してもらうという方法があります。この方法であれば、例えば病院の外来やクリニックの初診時の問診票について、問診票アプリを作成し患者自身に入力してもらうことが可能です。また、問診票と同様に初診時に、来院動機等のアンケートを取ることも可能です。なお、この方法の課題としては、患者がkintoneアプリの操作に慣れていないために、誤操作でアプリを閉じてしまったり、入力方法や保存方法がわからない可能性がありますので、職員の管理下で実施し、支援することが必要になります。そのため、アンケートの対象者が特定少数で限定されているケースでの利用となります。
「フォームブリッジ」でアンケート
アンケートの対象を不特定多数とする場合は、kintoneの標準機能で実現することはできませんので、別の方法で行う必要があります。それは連携サービスを利用する形式で実現可能です。連携サービスとしては、トヨクモの「フォームブリッジ」があります。フォームブリッジで作成したWebフォームからアンケートに入力するのにkintoneのアカウントは必要なく、入力されたデータがkintoneに直接登録される形となります。なお、連携サービスを利用する場合は費用が必要になります。
kintoneでアンケートのまとめ
kintoneを導入した組織内、もしくは組織内で管理している状況下でアンケートを行う場合は、kintoneの標準機能でアプリを自由に作成しアンケートを行い、集計、分析、それからコメント等のコミュニケーション機能を使って議論までをkintoneで行うことができます。また、連携サービスを活用することで、Webフォームを使った不特定多数のアンケートについても集計、分析、議論はkintoneで行うことが可能です。
kintoneの具体的な活用方法については、たくさんの導入の経験がございますので、お気軽にご相談下さい。