スマホでkintone(キントーン)
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「スマホでkintone(キントーン)」ということでモバイル端末(スマホ、タブレット)でのkintoneの利用についてまとめてみました。
モバイルから利用する方法
kintoneはパソコンだけではなく、スマホ(スマートフォン)やタブレットなどのモバイル端末から利用することができます。移動が多い方や現場で作業する場合など、パソコンが使用できない場所でkintoneを利用することができますので大変便利です。スマホやタブレットなどのモバイル端末からkintoneを利用する方法は大きく2つあります。
①スマートフォンやタブレットのWebブラウザー(iOS SafariまたはAndroid Chrome)から、ご利用中のkintoneのURLにアクセスする。
②スマートフォン用アプリを利用する。
モバイル端末のWebブラウザーから利用する
Webブラウザーから利用する場合、iOS SafariまたはAndroid Chromeを起動し、URL欄に利用中のkintoneのURLを入力すると、モバイル用に最適化されたkintoneにアクセスすることができます。iOS SafariおよびAndroid Chromeでkintoneを使うメリットは、kintone内のリンクを別タブで開けることができるという点です。ログイン画面からログインすると、cybozu.comの画面が表示されますので、kintoneをタップすると、モバイル版の画面が表示されます。モバイル版ではなく、PC版の画面が表示された場合は、kintoneの画面上部の歯車の形をした「設定メニューを表示する」アイコンから[モバイル版を表示]をタップすると、モバイル版の画面が表示されます。なお、後述しますが、モバイル版ではできないことがありますので、その場合は、PC版に表示を切り替えて操作することが必要となります。また、画面が小さくてもPC版の方が使いやすいという場合はモバイル端末上でPC版を使用しても構いません。
スマホのアプリから利用する
スマートフォン用アプリを利用する場合、App StoreまたはGoogle Playで「kintone」と検索するか、以下のバナーをクリックして、モバイルアプリをダウンロードしてください。
スマートフォン用アプリのインストールを実行して、サブドメインやログイン名などを設定すれば利用できます。ただし、ゲストユーザーはスマートフォン用アプリの使用ができませんので、ゲストユーザーがスマホ・タブレットからkintoneにアクセスする場合は、Webブラウザから利用する必要があります。
スマートフォン用アプリを使う最大のメリットは、プッシュ通知機能です。Webブラウザーから利用する場合、自分でログインして通知を確認する必要がありますが、スマートフォン用アプリの場合、アプリを起動していなくてもリアルタイムで通知を確認することができます。通知を許可する設定をしておけば自分宛のコメントやワークフローの通知をタイムラグなく受け取ることができます。
モバイル版及びスマホ用アプリでの制限
なお、モバイル版及びスマートフォン用アプリからkintoneを利用する場合、パソコン版と違っていくつか制限があります。モバイル版及びスマートフォン用アプリでできないことは以下の通りです。
・ポータル画面のお知らせ掲示板を編集することはできません。
・アプリを作成、設定変更することもできません。
・アプリのレコードをCSVファイルに書き出すことはできません。
・アプリのレコードの絞り込みに制限があります。
・kintoneシステム管理画面は表示できません。
これらのことを行うには、WebブラウザーでPC版を表示して操作する必要があります。
モバイル端末から利用する際の注意点
また、モバイル端末からkintoneを利用する際に、セキュリティ設定で自社オフィスからのみアクセスを許可する等のIPアドレス制限を行っている場合、「IPアドレス制限によって、アクセスが制限されています。許可されているIPアドレスからアクセスするか、セキュアアクセスを利用してアクセスしてください。」とエラーが表示されます。その場合は、モバイル端末へセキュアアクセスのクライアント証明書のインポートが必要となります。なお、認証アプリ(Google Authenticator・Microsoft Authenticatorなど、お客様のアカウントに2要素認証を設定するために利用するアプリケーション)による「2要素認証」を活用することで、ログイン時、ログイン名とパスワードによる認証に加え、認証アプリに表示される確認コードの入力が必要になり、よりセキュアにkintoneを利用することが可能です。
スマホでkintoneのまとめ
スマホなどのモバイル端末からkintoneを利用することで、kintoneの活用の幅が大きく拡がりますので、ぜひ、ご活用いただければと思います。kintoneの活用についてはお気軽にご相談下さい。