kintone(キントーン)でFAX送受信
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)でFAX送受信」ということで、kintoneにおけるFAXの送信・受信についてまとめてみました。
目次
FAXの現状
先日、「学校でのFAX廃止」というニュースがありましたが、日本では官公庁を始めとしてペーパーレス化、デジタル化の推進のために、FAXを廃止する流れになっています。しかしながら、民間の企業においてはまだまだ受発注や連絡にFAXを利用しているところも多く、将来的には廃止へと向かうとしても、しばらくの間はFAXはなくならないのではないでしょうか?
kintoneにおけるFAX
kintoneの標準機能にはFAXに関する機能はありませんので、kintoneでFAXを送受信するには、プラグインや外部の連携サービスを利用することになります。そこでkintoneでFAX送受信を行うためのプラグインやサービスをご紹介いたします。
クラウドFAXサービスの連携
クラウドFAXサービスとは
クラウド型FAXとは、インターネットにつながるパソコンやスマートフォンを利用してFAXを送受信するサービスです。インターネットに接続できる環境があればどこからでも利用可能なサービスです。
TransFax連携プラグイン
ジョイゾーの提供するTransFax連携プラグインは、kintoneとトランザクトが提供する法人2000社以上の導入実績を誇るクラウドFAXサービス「TransFax」を連携するためのプラグインで、Kintoneで作成した帳票をボタンひとつで外部にペーパーレスでFAX送信することができます。
faximo
faximoはエディックワークスが提供するクラウドFAXサービスです。kintoneでFAXの送受信が行える「FAX送受信[faximo(ファクシモ)]」と、kintoneで作成したリストにFAX送信が可能な「帳票FAX送信[faximoSilver(ファクシモシルバー)]」があります。
FAX+kintone
FAX+kintone」はバーズ情報科学研究所が提供するクラウドFAXサービス「BIRDS FAX+」とkintoneを連携し、kintoneアプリからFAXの送信と受信を行うことができるkintone連携ソリューションです。FAX+kintoneにより在宅勤務などのテレワークで、会社宛のFAXを確認したり取引先にFAXを送信することも可能になります。
複合機・FAX機の連携
DataSyncer® for kintone
利用中の複合機、FAX機はPDF転送機能が搭載されていればそのままでkintoneアプリで受信FAXをリアルタイムに確認できます。つまりkintoneでFAXを受信するのではなく、複合機、FAX機で受信したFAXをkintoneアプリで確認できるサービスです。FAX番号を変えることなく利用できます。また複合機、FAX機、クラウドFAXサービスに受信したFAXの「メール送信」機能があればメールに添付されたFAXのPDFファイルをkintoneアプリに自動登録することができます。
RICHO kintone plus
サイボウズのパートナーであるRICHOが提供する「RICHO kintone plus」はリコー複合機との連携機能が標準で搭載されています。紙やファクス文書を利用する業務では、リコー複合機でスキャンした紙文書や受信したファクス文書のRICOH kintone plus へのスムーズかつダイレクトな登録を実現することができます。
※RICHO kintone plusとは
「RICHO kintone plus」は、リコーが提供するkintoneで、kintoneの基本機能はそのままに、自動採番プラグイン、カンタン検索プラグイン、帳票作成プラグイン、PDFビューワープラグインが標準で提供され、リコー複合機との連携機能も標準搭載されています。また、kintoneアプリストアに加えてリコーオリジナルのアプリテンプレートも利用可能です。
kintoneでFAX送受信のまとめ
今回、ご紹介したようにkintoneでのFAXの送信、受信は、クラウドFAXサービスとの連携や、複合機との連携で実現することができます。業務上どうしてもFAXが必要だけれどkintoneで業務改善を実現したい場合に、参考になれば幸いです。
kintoneに関するお問合せ等ございましたら、お気軽にご相談下さい。相談は無料です。