kintone(キントーン)でSFA(営業支援システム)
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)でSFA(営業支援システム)」ということで、kintoneでのSFA(営業支援システム)の構築について取り上げたいと思います。
目次
SFA(営業支援システム)とは
SFAは「Sales Force Automation」の略で、日本語では営業支援システムのことです。SFAは企業の営業活動を支援するために、顧客の情報や営業日報を管理したり、営業活動を分析してデータをグラフや表にして、資料作成を助けるためのツールのことです。日本で普及が進んだのは2000年代からで、近年のモバイル端末の進化も手伝って、導入を進める企業は増えています。営業支援システムを導入することで、顧客の情報や案件の情報、営業活動などを個人ではなく営業部門全体で共有することができます。SFAとしては「Salesforce Sales Cloud」や「Zoho CRM」などが有名です。
SFA(営業支援システム)の機能
SFA(営業支援システム)の主な機能は、次の4つです。
- 顧客管理機能
顧客の社名、担当者名、住所、連絡先などの情報を一元管理する機能です。 - 案件管理機能
各案件の進捗状況や詳細情報を一元管理するための機能です。 - 行動管理機能
営業担当者の行動を見える化するための機能です。 - 営業活動分析機能
営業活動や顧客の傾向、行動などをSFAに蓄積されたデータを元に分析し、グラフなどにまとめてくれる機能です。
kintoneでSFA(営業支援システム)を構築する
kintoneでSFAを構築する場合ですが、前述した機能を持つアプリを作成する必要がありますが、実はサイボウズのkintoneアプリストアには「営業支援パック」が用意されています。もちろん無料です。
アプリストアの営業支援パック
営業支援パックは、営業で顧客や案件、商談の管理をすることを目的に構成されたサンプルのアプリパックで、以下の3つのアプリで構成されています。
・顧客管理(営業支援パック)
・案件管理(営業支援パック)
・活動履歴(営業支援パック)
それぞれのアプリはアプリ間を連携する機能が設定されています(ルックアップ、関連レコード一覧、アプリアクション)。デフォルトの設定に加えて、入力項目を新しく付け加えたり、一覧機能やグラフ機能、通知・リマインド機能などを活用することでもっと便利に利用できるようになっていますので、利用しないという選択肢はないと思います。
それぞれのアプリについて簡単に見ていきます。
顧客管理(営業支援パック)
顧客名、担当者名、連絡先などお客様の情報を登録するアプリです。また、このアプリの会社名と合致する「案件情報」アプリのレコード一覧を表示することができるので、あるお客様の顧客情報と、その案件を1画面でまとめて確認できます。
案件管理(営業支援パック)
案件ごとに、受注の確度や金額はもちろん、商談の履歴も記録できるアプリです。「顧客管理」アプリから、顧客の会社名や担当者名をルックアップして関連付けることができます。関連付けた案件のデータは「顧客管理」アプリからも確認できます。
活動履歴(営業支援パック)
顧客、案件に紐付けて活動の履歴を残すことができるアプリです。顧客管理、および案件管理アプリから情報をルックアップして関連付けることができます。
kintoneでSFA(営業支援システム)のまとめ
専用のSFAを導入するには、かなりのコストがかかりますし、それを業務に合わせてカスタマイズすることは面倒です。kintoneをこの営業支援パックのアプリをそのまま使うこともできますし、実際の営業業務に合わせて項目を追加したり、集計やグラフを追加するなどのカスタマイズを行うことで十分に実際の営業業務において活用することが可能ではないでしょうか。弊社では基幹システムとの連携などを含めてカスタマイズすることが可能ですので、お気軽にご相談ください。