kintone(キントーン)帳票出力プラグイン4選
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)帳票出力プラグイン4選」ということで、おすすめのkintoneの帳票出力プラグインについて取り上げます。
帳票出力プラグインとは
「kintone(キントーン)の印刷」にも書きましたが、kintoneは標準では帳票印刷は得意ではありません。そこでkintoneで帳票を作成するためには、帳票出力プラグインを利用することになります。今回は「プリントクリエイター」と「レポトン(旧RepotoneU)」、「k-Report」、「ドキュトーン」についてご紹介いたします。
プリントクリエイター
プリントクリエイターはトヨクモ株式会社が提供するkintone連携帳票サービスです。プリントクリエイターには利用できる機能によってライト、スタンダード、プレミアムの3つのコースがあります。全コースとも共通の基本機能としては、PDFでの個別出力、複数レイアウト、用紙サイズの変更、出力ログ管理機能があります。スタンダードは基本機能に加えてデータ取り込み、画像取り込み、QRコード自動生成、バーコード自動生成の機能を利用できます。プレミアムはスタンダードの機能に加えて、縦書きレイアウト、PDFでの一括出力(月10,000枚)、複数枚出力、テーブル行数条件分岐、レコードへの自動保存、kintone一覧出力、宛名ラベル印刷、アプリ連携という機能を利用できます。いずれも月額もしくは年額での契約になります。価格は最も高いプレミアムで月額14,000円(年額159,600円)になります。
レポトン
レポトンは株式会社ソウルウェアの提供するkintoneに帳票出力機能を追加するプラグインです。レポトンには、PDFで作成したフォーマットに印刷するレポトンPDFと、Excelで作成したフォーマットに印刷するレポトンExcelという買い切り(プラグイン完結型)の製品と、一覧印刷や一括印刷も可能なサブスクリプション(クラウド連携型)製品のレポトンという3つの製品があります。もっとも安価で手頃なのはレポトンPDFですが、PDFは帳票を設定する際に、kintoneのデータを印刷する場所を矩形で設定する必要があり、微妙に位置合わせするのが手間になります。また出力はPDF形式になります。レポトンExcelはkintoneのデータを印刷する場所をExcelのセル単位で設定できますので、その点でPDFより簡単に設定ができます。また、Excel出力できますので、出力後に修正することも可能です。レポトンは出力形式としてPDF、Excelの両方から選択できますし、一括印刷や一覧印刷できる点が非常に便利です。この一覧は複数ページ合っても事前にフォーマットを指定しておけば対応可能です。価格はレポトンPDFが10,780円、レポトンExcelが220,000円、レポトンが月額16,500円(年額188,100円)になります。
k-Report
k-Reportはオーサムジョブ合同会社が提供するkintone帳票プラグインです。価格は月額10,000円(年額100,000円)になります。PDFファイルからレイアウトを読み込み設定に合わせてkintoneのレコードを出力したPDF帳票を作成できます。特徴としては、一括出力において、同時に大量の帳票処理が可能な高速分散処理PDFジェネレータを搭載しており他の帳票プラグインよりも多くのレコード(ページ)の出力が可能である点やコピー&ペーストや整列等のMS Officeライクな編集機能があります。
ドキュトーン
ドキュトーンは株式会社オプロが提供するkintone連携帳票サービスです。価格は年間契約で月額費用が1IDあたり980円で、最低5IDからの契約ですので、最低で月額費用として4,900円になります。特徴としては、Word、Excel、PowerPoint形式の帳票ファイルを出力できるという点になります。普段仕様しているMS Officeファイルをそのまま活かして、簡単に帳票テンプレートが作成できます。なお、スタータス管理やフィールド値で、印刷表示・非表示も可能です。また、レコード一括処理が可能です。
kintone帳票出力プラグイン4選のまとめ
今回、ご紹介した4つのkintone帳票プラグインについては、それぞれ特徴が異なります。例えば出力形式がExcelである必要があれば、レポトンかドキュトーンのどちらかを選択する必要がありますし、出力形式がwordかPowerPointということであればドキュトーンの一択になります。また、月額制がいいのか、買い切りの製品が欲しいのか、予算はいくらまで可能か、機能面で一括出力が必要か、一覧が必要かどうかでも選択肢が変わってきます。また、使い勝手も重要ですので、いずれの製品もkintoneと同様に無料でお試しすることが可能ですので、実際に試してみてから判断されることをお勧めいたします。帳票プラグインを検討される際の参考になれば幸いです。なお、今回取り上げた帳票プラグインの他にも帳票プラグインはありますし、今後も新しい製品が出る可能性もありますので、機会があればご紹介させていただきます。