kintone(キントーン)のアップデートについて
こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)のアップデートについて」ということで、kintoneのアップデートについてまとめてみました。
目次
kintoneのアップデートとは
kintoneは毎月1回、ほかのクラウドサービスと同様、不具合の改善や新機能、セキュリティ向上を目的として、ソフトウェアを最新の状態にする定期メンテナンスを実施しており、その際に新機能の追加や、仕様変更などのアップデートが行われます。
アップデートの実施日次
kintoneの定期メンテナンス(アップデート)は基本的に毎月第2日曜日、午前1時~7時の間に実施されます。
アップデート内容について
kintoneの主なアップデート内容は以下のページで確認できます。
主なアップデート情報
また不具合の改修などを含めたすべてのアップデート内容(リリースノート)は、以下のページで確認できます。
すべてのアップデート情報
「すべてのアップデート情報」ページでは、定期メンテナンス以外に実施した不具合の改修やモバイルアプリのリリースノートも掲載されています。なお、アップデート情報のページは、kintoneから開くこともできます。kintoneの画面上部の「?」の形をした「ツアーやヘルプを表示する」アイコンをクリックし、[アップデート情報]をクリックすると、Webページが開き、アップデート情報を確認できます。
アップデートオプション
kintoneでは、新しい機能の追加や既存機能の変更などといったアップデートが、継続的に行われていますが、アップデートオプションという機能があり、それらのアップデートの配信方式の選択や、一部の新機能(既存機能の変更を含む)の有効/無効の切り替えができます。なお、アップデートオプションの設定を行うことができるのはkintone管理者のみです。なお、アップデートオプションの詳細については「アップデートオプション」を参照下さい。
アップデートオプションの設定
kintoneシステム管理のメニューの「その他」の「アップデートオプション」をクリックするとアップデートオプション画面が表示されます。この画面では、アップデートチャネルの選択や、一部の新機能の無効化・有効化設定の切り替えができます。
アップデートチャネル
アップデートチャネルには「最新チャネル」と「月例チャネル」があります。アップデートチャネルを選択することによって、アップデートの配信方式を選ぶことができます。なお、現在利用しているプログラム等の提供元から、チャネルの選択に関する指定や案内があった場合は、それらも考慮の上、チャネルを選択してください。「最新チャネル」を選択した場合、各種新機能が、月例チャネルよりも優先的に提供されます。月に一度の定期メンテナンス時に加え、その他のタイミングでも、新機能が適用される場合があります。月例チャネルで提供中の新機能に加え、より多くの新機能を、より早い時期から利用できます。「月例チャネル」を選択した場合、月に一度の定期メンテナンス時を基本のタイミングとして、新機能が適用されます。ただし、不具合修正など緊急性の高いアップデート等は、定期メンテナンス時以外のタイミングでも行われる場合があります。
新機能の有効/無効
kintoneの一部の新機能は有効/無効の切り替えに対応しており、アップデートオプションの画面から設定を変更できます。新機能が追加されると、利用者への周知や、マニュアルの変更、プラグインの検証・修正、またはそれらによる影響の確認などが必要になる場合があります。アップデートオプション画面で新機能の有効/無効を切り替えることにより、これらに対応するための時間を柔軟に調整することができます。
アップデートオプションの注意点
アップデートオプション画面の設定を変更すると、現在利用中のドキュメントや設定、プログラム等に影響が及ぶ可能性があります。それらを含む影響について検討・理解した上で利用する必要があります。特に、新機能の無効化・有効化の切り替えを行う場合は、標準で提供されているkintoneとは異なる動作や表示となることに留意が必要です。また、リリース予定の新機能の先行利用や開発中の新機能の利用設定も行うことができますが、これらの利用については影響について慎重に判断するようにお願いいたします。
kintoneのアップデートについてのまとめ
今回、kintoneのアップデートについてまとめてみましたが、kintoneはアップデートを重ねることで、機能が充実し、操作性も改善され、より安全なサービスへと進化しています。長年、kintoneを利用していますと、本当にユーザーのことを考えてアップデートを行ってくれていると実感します。しかし、アップデート内容を把握していないと、たまに「あれ?」ということで、変更されたことに戸惑うこともあります。ですので、特にkintone管理者の方は毎月のアップデート内容を事前に把握し、必要であればユーザー全員へアップデート内容を周知するようにしたほうがよいと思います。今後もkintoneはアップデートが行われて増々便利なサービスへと進化していくことに期待したいと思います。