kintone(キントーン)6月アップデート内容

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回はkintone(キントーン)の6月のアップデート内容について取り上げたいと思います。

プロセス管理にフロー図機能追加

この機能は4月のアップデートにおいて開発中の機能として提供された「プロセス管理の設定内容をフロー図として表示する機能」の正式リリースとなります。kintoneのプロセス管理の設定について「kintone(キントーン)のプロセス管理」に書きましたが、シンプルなワークフローの場合はよいのですが、複雑なワークフローの場合は、設定が複雑になってしまい設定画面が下にどんどん長くなってしまい、わかりにくいという課題がありました。それを今回の機能追加は解決してくれます。

フロー図機能の概要

フロー図機能の概要ですが、プロセス管理の設定画面で、「ステータス」と「アクション」の設定内容が視覚的に図示されるようになりました。視覚的に図示されることによって、設定途中に意図したプロセスになっているかの確認や、後から設定を見直す際の現状把握・問題点発見が行いやすくなります。以下がプロセス管理の設定画面ですが、「プロセスのフロー図」が追加されます。

2要素認証の利用を全ユーザーに強制できるように

ログイン時の2要素認証の利用を全ユーザーに強制する機能が追加されます。これまで、2要素認証は各ユーザーの任意の設定に任せられており、2要素認証を使わないログインを禁止することはできませんでした。そのため、管理者が全員に2要素認証を利用してもらうには、各ユーザーの設定を確認したり設定を促したりする必要がありました。今後は全ユーザーに設定を強制することができ、認証の強化を行いやすくなります。なお、この設定が有効になっているとき、REST APIのパスワード認証を利用できなくなりますので、連携サービスやカスタマイズがパスワード認証を利用している場合、動作に影響がある場合がありますので注意が必要です。この設定が有効になっている場合でも利用しやすいREST APIの認証方法について、今後の機能追加を検討するとのことですので、影響がある場合は、設定を有効にするのは、機能追加まで待つ必要があります。

kintone(キントーン)6月アップデート内容のまとめ

上記以外のアップデートとしては、従来、REST APIでは設定できなかったスペース設定ができるようになります。6月のアップデートとしては、プロセス管理にフロー図が追加されたことが非常に大きく、これでプロセス管理の設定がわかりやすくなり、kintoneでのワークフローの活用が増えるのではないでしょうか?