kintone(キントーン)7月アップデート内容

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回はkintone(キントーン)の7月のアップデート内容について取り上げたいと思います。

計算式入力中に、計算式の間違いを指摘する表示を追加

アプリ設定で、「フォームを保存」や「アプリを更新」をクリックしなければ表示されなかった計算式のエラーが、計算式の入力中に注意文として表示されるようになります。これにより、より早いタイミングで計算式の間違いに気づいて修正することができるようになります。これまでは計算式に間違いがある場合、「フォームを保存」または「アプリを更新」をクリックするとエラーが表示されましたが、計算式の入力中には何も表示されませんでしたが、間違った計算式を入力した際、計算式の入力箇所の下部にメッセージが表示されるようになります。

今回計算式入力中に新たに注意文として表示されるようになった内容:

  • 計算式に含まれるフィールドコードが存在しない
  • 関数の引数が不足している、または上限を超えている
  • 存在しない関数が指定されている 等

演算子と型の組み合わせが適切でない計算式を入力した際に、注意を表示する機能を追加

アプリ設定の計算式設定欄で、演算子と型の組み合わせが適切でない計算式を入力した際に、注意文が表示されるようになります。このような計算式を記述した場合、これまでは計算式の入力中には何も表示されておらず、アプリ設定更新後にレコードを開くと初めてエラー(「#VALUE!」)が表示されていました。アップデート後は演算子と型の組み合わせが適切でない計算式が入力された際に、計算式の入力箇所の下部にメッセージが表示されるようになります。

その他のアップデート

その他のアップデートとしては、契約状況画面で、サービスごとのディスク使用量が表示されるようになります。これまではcybozu.com全体のディスク使用量のみが表示されており、どのサービスで使用量が多いのかを特定しにくい状態でした。今後はサービスごとの使用量の内訳を把握でき、ディスク使用量の管理を行いやすくなります。また、REST APIに複数の機能が追加されます。

先行利用可能なアップデート

レコード一覧画面でのレコードの編集・削除を制限できるように

アプリ設定で、レコード一覧画面でのレコードの編集・削除を制限できる機能の先行提供が開始されます。これにより、レコードの入力はレコード編集画面でのみ行う、といった運用が可能となります。「高度な設定」の「レコード一覧でのインライン編集」にて「レコード一覧でのレコードの直接編集と削除を有効にする」のチェックを外すと、レコード一覧画面でのレコード編集・削除ができない状態となります。デフォルトは、レコード一覧画面での編集・削除ができる状態です。

kintone(キントーン)7月アップデート内容のまとめ

7月のアップデートとしては、エラー表示の改善が行われます。大きなアップデートではありませんが、使い勝手の向上に繋がるアップデートになります。また、今後のアップデート予定としては、8月にファイル読み込みのアップデートが予定されています。これはこれまでのファイル読み込みにおいては、kintoneの性能低下の影響があったものを改善したものになるそうです。